こんにちは。管理人のとーくんです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?緊急事態宣言が出されてあまり遠出もできない休みになってしまいましたね。
飲食店は酒類の提供が禁止されるなど、かなり大打撃を受けているところが多いのではないでしょうか?ぼくは以前飲食業をしていました。ですので酒類が提供できないツラさはとてもわかります。
飲食業というのはもともと他の業種に比べると利益率がとても低く、もうけが出づらい業態です。特にレストランのような業態ですとお料理の原価率というものはとても高く、お酒も合わせて販売してようやく少し利益をあげることが出来るところが大半です。
ですので、今回のような状態ですとますます飲食店の経営は難しくなります。
ということは・・・そこで働く従業員の方はとても苦しい状況に追い込まれてるということです。
ぼくは今年の2月に転職しましたが、2020年の飲食業界は悲惨そのものでした。働いている会社にもよると思いますが、ぼく自身は1年前の1度目の緊急事態宣言でお店が休業。
最初の1ヶ月間は100%の給料が支払われていましたが、次の1ヶ月は60%しか支払われない。まあお店が営業できなくて利益がゼロですので当然の結果ですが厳しいですよね。
自粛明け一時期は人の出も復活しましたが、すぐにまた自粛ムード。会社の給料体系の変更が行われ、実質手取りが一月あたり約5万円の減給。
11月には全従業員に向けて早期退職者の募集が出るなど、昨年は壮絶な1年間でした。
ちなみにぼくが働いていたレストランは一世風靡をしてわりと知名度があるところでした。ぼく自身ソムリエ資格も持っており、管理者という立場でも働いていたので平均の飲食従事者の中では高水準の給料をもらっていた方だと思います。
そんな環境でさえも抜け出さなくては厳しくなってしまいました。
飲食業で長く働いている人ってその仕事が好きでやっている人が大半なんですよね。拘束時間はとてつもなく長いですし、給料は特に高くはありません。だからこそ、料理人だったら料理作ることがとことん好き、サービスマンだったらお客様を接客することが好きじゃないと長く続けていくことが出来ない業界です。
好きだからやっていることを続けることが難しくなってしまっている。間違いなくそんな人が今たくさんいると思います。
ですので、ぼくがどうやって飲食業から転職したのか?そこを今回は実体験を書いてみようと思います。
参考までに転職時点でぼくは35歳、美容師3年間→飲食業11年間で美容師免許、ソムリエ資格保有、マネジメント経験ありというスペックでした。
どうやって転職活動を始めるのか?
まずどうやって転職活動を始めるのか?というところですが、絶対条件で今仕事をされているようでしたらそのまま一旦は続けてください。
仕事を続けながら転職活動をすることをお勧めします。たまに仕事をやめてから次を探そうとする方がいるのですが、やめた方がいいです。最悪1年間仕事しなくても金銭的に余裕があるのであれば別ですが、そうじゃない方は仕事を続けながら転職活動を始めてください。
最初は転職エージェントの登録をして下さい。ご自分で転職サイトを見て応募することも大切ですが、確実に転職を成功させるにはエージェントの登録をして方がいいです。
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1転職エージェントサイトに行って登録する
ぼくが実際に使った転職エージェント
リクルートエージェント
doda
ワークポート
ぼくは以上の3つをメインに登録して転職活動をしました。利用料は全て無料です。なんで無料なのかと言いますと、転職者が転職成功した際にエージェント会社は転職先の会社から報酬をもらうシステムになっているためです。つまりエージェント会社にとっては転職が成功しない限り売上にならないため積極的に転職活動を後押ししてくれるんですね。
ここではざっくりとした自分の情報などを入力することになります。
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2転職エージェントの担当者と面談をする
登録をするとエージェントの担当者との面談できる日を設定することになります。今はコロナ禍ですので普段は直接あって面談とかもあるそうですが、ぼくの場合は電話でお話をする感じでした。
ココがポイント
自分を飾らず正直にお話をしてください。悩んでいること、改善したいこと、転職するにあたって重要視したいことなどを自分の中でまとめておくといいです。
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3履歴書、職務経歴書を作成する
ここかなり重要なポイントでしかも一番めんどくさいところでもあります。ぼくは今回の転職が4回目でした。履歴書はもちろん何度も書いたことありましたが、職務経歴書はまともに書いたこともなくググって一生懸命書くという感じでしたね。もちろんエージェントの担当者からもアドバイスをもらう事ができますので、そういった面でもエージェントを活用することはプラスになります。
この職務経歴書がとっても重要です。
基本的にまずどこの会社も書類選考から始まります。書類選考は想像しているより遥かに厳しく、ぼくの場合ですと20社応募して1社書類選考が通るというような感じでした。一般的にもよほどの他社が欲しがるスペックではないとこのぐらいの確率のようです。
とはいえ雇う側からすれば最初は書類からしかその人のなりというものを知ることが出来ません。ですので時間をかけてもいいので職務経歴書の作成は時間をかけるべきです。
ここで飲食業からの転職する際のひとつの壁が立ちはだかります。
飲食業のスキルって特殊なものが多く、他の職種に転職する際にアピールできることが少ないんですよね。例えばぼくのソムリエという資格。同じ飲食業での転職ではかなり重宝される資格ですが、他の業界に行っても全く生かすことは出来ません。話のネタになって面白がられるぐらいですかね笑
コミュニケーションスキルという部分ではある程度アピールするポイントになってきますが、それだけでは正直厳しいです。20代とかでまだ年齢が若ければ企業側も育てることが出来るという理由で採用される確率は高くなりますが、ぼくのような35歳という年にまでなってしまうと今までどのような仕事をしてきたのか?それが転職先の企業でどのように生かすことが出来るのか?ということをしっかりアピールできるようにしとかないと厳しいです。
ココがポイント
飲食業であれば、店長としてどのようにマネジメントしてどれぐらいの売上をあげることが出来たのか?部下やアルバイトの教育はどのようにしていたのか?何か工夫していたことはあったのか?など数字を使って定量的にわかりやすく職務経歴書を仕上げることがポイントです。
参考までにぼくが当時作成した職務経歴書のPDFを載せておきます。書き方はいろいろとあると思いますが、ひとつの例としていただければと思います。→職務経歴書
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4とにかく気になる求人を見かけたら応募してみる
エージェント登録をして面談を行うと自分の条件に合わせた求人の紹介が毎日更新されてお知らせが届くようになります。これは毎日チェックするようにしてください。そして毎日見る中で気になった求人にはとりあえず応募してみてください。
先ほども言いましたが、悲しいことになかなか書類審査を通ることはありません。まずは面接までいくことをひとつの目標にするくらいの気持ちで取り組むのがちょうどいいです。ちなみにぼくは応募した数は全部で300社ほど。ひたすら気になったところは応募ボタンポチりました。
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5応募は複数エージェントで並行してしていく
ここも結構ポイントになってきます。なぜかというと書類選考を通過するタイミングをなるべく合わせた方がいいんですよね。企業にもよるんですけど、例えば内定をもらうっていう時に他も何社か最終面接とかだと自分で選ぶことができるんですよ。
せっかく転職するなら自分の中でも比較して選ぶことが出来るといいですよね。あと、とりあえず1社内定をとるってことも重要です。
企業側からしたら他社でも欲しいと思われてる人材だと分かった方が安心感があるんですよね。結局書類を通って面接をしたところでその人の全部がわかるわけではありません。ということは当然他の企業も内定出してるなら自分の判断間違ってないかな?っていう人事の考えの後押しにもなります。
受けるこちら側も内定を1社持っているというのはいい交渉材料になったりします。
面接の時に気をつけること
実際ぼくは1社内定をいただいてる状態で他の企業の最終面接までいく場面がありました。大体今他に受けてる企業はありますか?みたいな質問はどこでもあります。その時の流れがこちら。
ここで自分たちの企業の条件面などの説明がある・・・
ここでぼくはあえて本当に提示されている金額より10万円ほどプラスで言ったみました笑
諸々会話が続き面接は終了。翌日にはぼくがプラスで言った金額よりさらにプラス10万円の提示で内定が出ました。
こんな感じのいやらしくない感じで交渉の材料にも使えるんですよね。あまりにもかけ離れたたりする嘘はすぐバレるのでやめた方がいいですよ。でも同時に何社か選考が進んでいるとこんなこともできるんですね。
まとめ
いろいろお話しましたが最後にまとめ
- 転職エージェントに何社か登録してエージェントと面談をしましょう
- しっかりとした履歴書と職務経歴書の作成をしましょう。
- 応募する時は同時に何社も並行して進めるようにしましょう
このポイントをおさえて、あとはコツコツ転職活動を進める感じです。業界にもよりますがほんと今って消費が冷え切っているので業績が芳しくないところが多いです。企業の募集より求職者の人数の多い買い手市場となっていると言えます。
ですので、なかなか書類選考通らなくてもあまり落ち込まないでください。それが普通です!
ぼくの経験が少しでもお役に立てたら幸いです。では皆さんの転職活動がうまくいきますように!